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とことんバク転を突き詰めたら見えてきたこと

こんにちは、バク転指導者の輪島貴史です。

小学生から習い続けて現在高校生の生徒がいるのですが
5年以上続けてくれるなんてどうかしてますね(笑)
中学生に上がる時、高校生に進学した時と、辞める節目は何度もあったのに・・・

いえいえ、通わせてくれる父兄、本人に感謝です

ロンダートバク転・バク宙ができるようになると、あとは芸術性についてのこだわりだけです。
AOA(アート・オブ・アクロバット)の理念にもなるのですが
バク転は体で描く空中のアートですので、基礎ができればあとは個性のみ!
芸術に達する事ができれば一生続けられます

その高校生は、どうしてもバク転の時に体が曲がってしまうのです
世間的にはそんな細かいところは気にならないくらいにキレッキレのバク転なんですけど
芸術の域に達した以上は、こだわりたいところです
本人もそれを求めていると思います

今日は指導しながらふいに自分の現役時代を思い出してしまいました
とある映画で、お笑い芸人さん『はんにゃ』の金田さんの吹き替えスタントとして、体操部の設定でバク転をしているのですが、
出来上がった映像では、僕は思いっきり曲がっているのです・・・
言い訳もできないくらいに、申し訳ないくらいに曲がっており、関係者には申し訳ない気持ちでいっぱいです
しかし、申し訳ないという事自体が失礼な事なのです
あのバク転は人生で最高のバク転だったと言えないと、作品に監督に、関係者に失礼ですから・・・

そんな自分自身の戒めなのですが
その時の自分の満足できる動きができなかったという想いから、今の芸術のこだわりがあるのだなとも思いました
そこから今のスクールAOA(アート・オブ・アクロバット)の発足にも繋がっているので
自分が犯した罪の償いの気持ちもあるのだと思います

子供を指導するという事は、子供の人生を背負う事だと思っています

自分の失敗も伝えていくことで、物事への向き合い方も伝えていきたいなあと、強く思いました。
次世代を育てていきたい

通ってくれる生徒
通わせてくれる父兄の皆さま

いつもありがとうございます。

 

輪島貴史

 

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