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『見る』と『視る』

今日は若手の先生に注意点を伝えました
「子供にバックを取られるな」
つまり、
① 前を向いて目の前の子供に教えている時
② その後、別の子供が自分の後ろ側に回っている事に気付かないのはあってはならない

よって「子供に後ろを取られるな」という事です
どんなスポーツでも武道でも後ろを取られたら負け確定です

よって、子供にバックを取られてはなりません
今回は私が見ていたので問題はありませんが、それが100回に1回でもアウトなのです
目を離した隙に事故が起こるので、「常に見張っていなければならない」のです
今一つ、気を引き締めるように伝えました

そこでどうやって見張ればよいのかを論理的に説明すると
『見る』と『視る』の両方をおこなう事です

これは私の持論ですが

『見る』とは眼球に写った状態
『視る』とは眼球には写ってはいないが、認識はしている状態

人間の視野角度を分かりやすく180度だとすると
残りの180度は眼球に写ってはいません
しかし、せめて左右それぞれ30度ずつ、合計60度は認識してないといけません
つまり
『見えている部分』は180度
『見えてはいないが認識して視ている部分』が60度
合計で最低でも240度は認識していないと後ろが隙だらけになってしまいます
しっかりと『視て』いれば、子供が後ろに回った瞬間に気付けます
『見て』いるだけでは気付けないので、子供にバックを取られてしまいます

この『視る』という行為は、かなり精神力を使います
長時間維持するのは大変ですが、慣れれば一時間くらいは自然にできりるようになります

事故が起こらないように、常に目を光らせ見張るには、この『視る』という概念がないとできないのです
お預かりしている命、今一度責任を持って向き合っていきます

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