「春を愛する人は~♪心清き人~♪」
という歌がありましたね、僕は静寂を愛する人なのですが
静寂を愛する人はどんな心なんだろう?
こんにちは校長の輪島貴史です
今日はある程度技術が身に付いて来たクラスの生徒たちに伝えました
「技は静かであれ」
「どんな物も、場所も、静かなのは高度な技術で作られた高級品」
静かなエアコンなどの家電は高級品です。静かであるためには技術が必要です
同様に逆立でも逆上がりでも側転でも、静かな技を心掛ける事。
子供に習い事をさせたいという事は、「子供の将来を考えての事」であるともいえます
その責任を負っている側としては
どうせ物事を教えるなら、静かである事を伝えたいです
静かである事は難しいですが
静かでありたいと思える人は心清き人かもしれません
今は体操を習っていても、将来は何かしらの職業に就くと思います
いつか接客業でお仕事をするなら
「騒がしいお店」よりも「静かなお店」の方が良い気がします
高級店はとても静かですから、もし大衆的なお店を選ぶ場合でも
「騒がしいお店」と「賑やかなお店」は全然違いますので
やはり大衆店であっても「賑やかで活気があり、どこか上品さを感じるお店」がいいですね
もし何かを作る職業に就く場合でも
「静かな物」「静かな環境」を作る仕事を理想とした方が良いように思います
この概念は大人になってから気付くよりも、子供頃からそういった環境で育った方が良いと思うのです。
子供達も、騒ぐのは簡単ですが、静かにするのは難しい事です
幼児のレッスンでは、まだまだしゃべってしまう時もありますが
私どもは、年齢や脳の発達に合わせた指導を意識し、見守りつつも、
できるだけ静かであるように伝えます
静かにできる時間が1分から3分、3分から5分、5分から10分と慣れていければ
とても静かな教室となります
当スクールのレッスン中は作曲家さんに作ってもらったオリジナルのピアノBGMが静かに流れております
当スクールで聴こえてくるのは
1、静かなピアノBGM
2、生徒による衣擦れの音とマットとの摩擦音(ドンっという着地音がしない)
3、先生による解説の声
4、たまに活気のある笑顔からこぼれる声
それも引きずり過ぎずに、再び1に戻る
これがAOAバク転・体操スクールが求める理想の環境です
この静寂に価値を感じて頂ける方々によって成り立っている事が当スクールの埃です